ミルク缶とチョコレイト

村上さんと関ジャニ∞がすきな深読み妖怪のブログ

【エイタメ感想】京セラドームに溢れた紫色に救われた話

私のありったけの運をかけた結果、無事に2016~2017冬コン『関ジャニ’sエイターテインメント』に参加することができ、そして本当に素晴らしい時間を過ごさせてもらったので、そのときの感想を形に残しておこうと思います。

とはいえ私は記憶力がそんなにないので、一番印象に残ったことをひとつだけ書こうと思っています!

 

 

 

 

 

さて、何について書くかというと『王様クリニック』についてです!

思い出を綴るにあたって、まず「私が今までこの曲を、ひいてはKING(TAKATSU-KING)ちゃんのことをどう思っていたか?」について書いておこうと思います。

これをハッキリ文字にして書いたり言ったりするのは初めてのことなので勇気がいるんですが思い切って書きますね。エイヤッ!

私はKINGちゃんのことがそんなに好きではありませんでした。

何故かと言うと、私にとってKINGというのは「村上さんだから出来る仕事」というよりも「村上さんだから耐えられる仕事」という意味合いが大きかったからです。

もちろん、自分に与えられた仕事を努力してきっちりこなしていく村上さんを素敵だなに思う気持ちはありました。でも、その努力の結果を笑われイジられてることが本当に辛かった。村上さんの努力がぜんぜん認められてない気がしていました。

そして同時に、そう思う自分がずっと許せませんでした。「良いファンなら、村上さんの努力の結果であるKINGを好きになるべきだ」という気持ちが私の中にずっとあって、ずーっと苦しかった。KINGちゃんに肯定的な人を見るたび、こんな風しか考えられない自分が恥ずかしく、どうしようもなく出来の悪いファンだと落ち込みました。


KINGちゃん正直複雑なんだよね~と軽い感じで打ち明けると、「盛り上がるから好きだよ、ヒナちゃん頑張ってるよね」と言ってくれた人もいたし、「それは辛いよね」と私の気持ちに同意してくれる人もいた。そんな優しさに一時的には慰められても、結局また「良いファンではない自分」に落胆する。

わざわざ人に聞かなくても、ツイッターを見ればいろんな意見が溢れている。そのどれもが納得できて、どれもがやっぱり私を許しはしない。人の意見は一時的な慰めにはなるけど私を許してはくれない。自分を許せるのは自分だけだ。


好きじゃないけど好きじゃない自分は間違っているから好きになるべきで、でもやっぱり好きになれない。

ずっとそんなぐるぐるとした気持ちを抱えていたので、メッチャしんどかったんですよね!?ここまで読んだだけでもしんどそうでしょ?!しんどかったです!!

TVガイドのTAKATSU-KINGインタビューや関ジャムの久保田さんとの素晴らしいセッションを見て少しは和らいでたんですけど、やっぱりふと考えたときにはしんどい!!!ってなってました!王様クリニックレンタルするのマジでエイタメ直前でしたからね!!無駄な抵抗はよせ!!

そんな気持ちが救われたのは、1/13(金)京セラドームで行われたエイタメ。王様クリニックが始まるなあ~ってときでした。

私のたこ焼きはもともと紫だったので、なんとなく隣にいた友達を見たら、友達がライトをカチカチ操作して紫色に変えてくれているところでした。もともと白(横山さんの色)にしていたから紫は一番遠い色で、だからめっちゃカチカチしてくれてて。その子はエイターではなかったのでなんか余計に感動してしまって。

それを見てハッと顔をあげたら、京セラドーム一面が紫色になっていることに気づきました。上を見上げても下を見下ろしても紫色。それを見た瞬間、なんかもうわからないんですけど、心から「これで良かったんだ」と思って泣きそうになりました。

村上さんはただまっすぐに努力を積み重ねてパフォーマンスをしてくれてるし、それに応えるようにドームには紫色が溢れている。

その事実にごちゃごちゃした感情がぜんぶ溶かされて、だからといってその感情を否定したわけでもなくて、そういうの全部ひっくるめてこれで良かったんだ、って思えました。

なんでかって言われるとまあよくわかんないんですけどね!なんかわかんないけど全肯定された気持ちになったんです。いうなれば私がジョンレノンで紫のたこ焼きがオノヨーコみたいなことですね(?)*1

ぐちゃぐちゃに思い悩んだことも辛かったことも、ここに至るまでに必要な過程だったんだから、別にいいんだって思えて。そうしたらやっと自分を許すことができました。やっぱり私は「良いファン」ではないのかもしれないけれど、それでもいいんだって。

エイタメ終わったあとに一番に出てきた感想、関ジャニを好きでよかった」でした。この記事では王様クリニックのことしか書いてませんが、ぜんぶひっくるめて本当によいコンサートでした。

今度またKINGちゃんだったらまた苦しむのだろうけど、たぶんまたKINGちゃんに救われるんだろうなって思います。でも正直もうやめて。せめてユニット+KINGにして。

いい感じで締めようとしたのに切実な訴えになってすみませんでした!!!

では、読んでいただき本当にありがとうございました。

*1:虫眼鏡で天井を覗くと「YES」と書かれているオノヨーコの芸術作品にジョンレノンが感銘をうけたから、というのが二人の出会いのエピソード