ミルク缶とチョコレイト

村上さんと関ジャニ∞がすきな深読み妖怪のブログ

【泥棒役者感想】泥棒役者を観るときはハンカチを握りしめておいたほうがいいよ

こんにちは!みらこと申します!

丸山隆平さん主演の泥棒役者を観てきたのでその感想を綴ろうと思います!
理由は友達がいなくて一人で観たせいで何か言いたくてたまらないからです!

ネタバレしかしていないので観て無い方はよかったら観てみてくださいね!

映画って私的にちょっと高い趣味なんですけど、随所で館内に笑いが溢れたり、ハッと息を飲んだり、「映画館で観る価値」が存分に味わえたので、普段はレンタル派の方にもオススメですよ~!

この映画は勘違いや偶然で話が成り立っていくのだけど、そのたびに館内が「なるほどね!」っていう雰囲気に包まれてた一体感がとても面白かった。特に「奥さん」のくだりはみんなめちゃくちゃ感心してるのがわかって、そっちにも笑ってしまった。


でも正直な話、私は最初の方はイライラしっぱなしでした。
脅してくる先輩泥棒にも腹立つし、どんどん嘘を重ねていって泥沼にハマっていくのがとにかくもどかしくて、映画館でのたうちまわりそうだったので両手両足を縛って耐えるしかありませんでした。(嘘です)もはや封印されしエグゾディアの気持ちでした。(本当です)

はじめちゃんが過去の話をしだしたとき、暗い話だけどコメディチックに流すのかなと思いきや、前園さんがガツンときっつい一言をかましたので私までショックを受けました。

「辛い過去があっても道を踏み外していない人もいる」という意味の台詞はめっちゃ刺さりました。迫真の演技でした。さっきまでニコニコしてただけに裏切られたような気持ちにすらなった。前園さんのこの台詞は、あまりにも真理であるがゆえに受け入れがたい事実。つらい過去がある人は、つらい過去がない人にばかり目を向けがちだし。

この言葉はきっついけど、でもホントは救いでもあると思う。辛い過去があるから道を踏み外しても仕方ないのだとしたら、辛い過去があった時点で不幸になるしかない。そして、はじめちゃんは若干そう思ってる節があるように思う。「こんな僕だから仕方ない」という諦めが、はじめちゃんを卑屈にさせて、結果として泥棒にもなってしまうし、大人になった今でも先輩の無茶な要求に従ってしまっている。

でも、自分で選んで道を踏み外したということを認めることができたら、自分の力で幸せになることだってできる。この映画はそういう話なんだなと思う。

終盤で出たはじめちゃんの「まだ終わってないにゃー!」は、なんか泣きそうなくらいマルちゃんだと思った。あそこは物凄く笑いがとれるわけじゃないんだけど誰もが待ち望んでいたシーンで、絶対に必要なもので、なんだかすごくマルちゃんだと思った。

最後の「応答セヨ」では、もう号泣してしまった。一端ひいてからの「嘘になる前に」でもじゃ犬が出て来るとこ、あれどう考えてもずるすぎですよね?!涙全部絞り出されるかと思いました。ハンカチを用意してなかったので大変でした。大変すぎてなんで誰も私にハンカチ用意しとけって言ってくれなかったの!?と意味のわからなさすぎる逆ギレをしてました。(ここでブログタイトルの回収)

最初に観たきっかけは「マルちゃんが出るから」だったけど、ここまでくるともう「素敵な映画だから」観てたのに、最後のこの場面で関ジャニ∞が好きな人は更に感動できるシーンが来たから動揺してしまいました。

あと、先輩がまずはアルバイトを始めていたこと、ユーチューバーの人の再生数が伸びたけど、その伸びがさほど大きくなかったのが、これからいっぱい頑張っていって、もっと良くなっていくんだろうなって思えてよかった。

この映画は、全体的に「丸山隆平」という人間を現しているように思います。マルちゃんはとびっきり優しくて関ジャニ∞のムードメーカーで、直近でいうと撮り合いメイキングなんかでは本当に愛されて頼られてることがわかる。

だけど、かつては心配されすぎて村上さんと同居したり、番組中でもスベると見るからに落ち込んでしまったりというすごくナイーブな部分もある。

マルちゃんのそういう二面性ってとても愛おしくて、そして勇気づけられる。この映画もそうだと思う。コメディなんだけど暗い過去があって、叶わない夢もあって、取り返しのつかないこともあって、でも随所で笑いが溢れて、みんなが前に進んでゆく。

映画を観終わった人はみんな笑顔で、「おもしろかったね」「よかったね」という声があっちこっちで聞こえて、それにもじんときました。

最初にちょっと書きましたが、私は映画をちょっと高いなって思ってしまうので積極的に観に行くタイプではないんです。

だから、こんな映画を観るきっかけをくれた丸山さん、そして関ジャニ∞さんに感謝の気持ちでいっぱいです。こうなったらもう関ジャニ∞のファンクラブ入ります!(※入ってます!※) 

それでは、ここまで読んでくださってありがとうございました。